日立・楽しや ≪洋子のブログ≫

ごんごうべら

  • 2021年11月10日

    去る2021年7月の頃、
    世界中で、日本全域で新型コロナウイルスが万延。

    発生から2年が経過しているが未だ止まず、我らが茨城県でも緊急事態宣言・時間短縮要請が出たり出なかったりと繰り返している。

     

    日立市でもクラスター発生等、お客も疎らで商売どころか開店休業状態が続いていた。

     

    そうした中、8月9月に掛けて営業時短要請延長・再延長、再々延長と結果的には長期時短要請発令となり、2ヶ月近く店休をよぎなくされたのだ。

    国内全域コロナがまん延しており出掛ける事もできず、何もする事も無く只々家に籠っている状況である。

    世界中が初めて体験する新型コロナウイルスとの闘い、このような状況下で人間関係が希薄になったり、相手を疑ったりと、個々の人間力を試されているかのようだ。

     

    家に籠って一週間もするとうんざりして来る、「何もするな、只々家にいろ」は大変だ。

    お店のペンキ塗装や自宅の断捨離大掃除等をして時間を費やして来たのだが、それでもまだまだ長い。

     

    そんな折、
    ふと考えたのが新商品の開発だった。

    食べたときホッとする様な、フワッと癒しを感じる一品。

     

    何んかねえがなあ…、

     

    そうだ、昔よく行っていた湯西川温泉の「一升ベラ」美味かったなあ。

    商品名もユニ-クだし楽しやのスタイル雰囲気にもピッタリだ。

    お手頃価格だし、どんなお酒にも合いそうだ。

    日本酒には特に合いそうだ。

    コロナが終息しお店の再スタ-トに間に合わせたいな。

    と、こんな処だ。

     

    トントマと同列の「お店の顔」にしたい。

    どんな味、どんな形、コストは、と試行錯誤が始まった。

     

    この時点では、後に不味いことが起こる事など知る由もなかった。

     

    何回となく試食を重ね、何とか味は決まってきた。

    良し、この味なら興味を持って貰える、気に入って頂けるかもしれない。

    ヘラは竹しゃもじを利用するこにした。

    確信とまではいかないが、形は整った。

     

    10月に入り時短要請も解け「一升ベラ」待ちに待ったデビューである。

    数人のお客様から意見を頂きながら少しずつ味に変化が見られ、良くなったり悪くなったり。

     

    デビュー3日目辺りから段々と良くなってきた、しかしまだ満足するには至らない。

     

    そんな折、不味いことが起こったのである。

    考えもしていなかった事なのだが、「一升ベラ」は商標登録されていたのだ。

    相手様から指摘を受けた訳ではないが、5日間程無断で使用してしまった、陳謝。

    このまま使用を続けては相手様に迷惑を掛ける事となり、商標は変えなければならない。

     

    そこでまた試行錯誤が始まり、「半合べら」「旨味噌ベラ」や「へらへら」等、やっと決まったのが「ごんごうべら」である。

    一升ベラの半分で、一ヘラで五合飲めるという意味合いだ。

    「ごんごうべら」ってなに⁈、と聞かれることも多くあり掴みはOk、ヨッシャ-!

     

    デビューして1ヶ月、
    お客様の反応や味に対する意見等を総合考慮させて頂き、間違いなく高いレベルで美味しく仕上がっている。

     

    楽しやオーナ-料理人が創る
    「ごんごうべら」は、これからも進化して行く。

     

    2021.10
    楽しやオリジナル
    「ごんごうべら」誕生

    この商標が公に登録されていない事を望む…、ネット調査では今のところ無さそうだ?

     

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