楽しや・トイレ事情
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2017年4月18日
こんにちは、洋子です。
桜、散ってしまいましたね、
ほんとに、あっという間…..、
少し寂しい気もしています、又来年、楽しみにしましょうね!
さて今回は、楽しやの「トイレ事情」に付いて、ちょっと書きますね。
そもそも「トイレ」って用を足すだけって考えている人たくさんいるでしょう、でもちょっと視点を変えてみると、「只、生きていればいい」というだけでなく「美味しい物も食べたい」「きれいな景色も見たい」「誰かと一緒にいたい」って思うでしょう ….. 、
楽しやの「トイレ」にも、そんな人の想いに寄り添った楽しめるプライベ-トの空間を作りたかったんです。
女子はどこの「トイレ」に入ったとしても常に一人の空間で用を足します、でも男子は会社や大型の居酒屋店舗等では顔を合わせて用を足すようになっちゃうんでしょう、ちょっとした社交の場だったりするんでしょう。
ほんとは一人でしたいのに、なんとなく気まずい微妙な数秒間だったりするんですよね。
おしっこしながら、
「おお、亀岡ア」
「最近どうだア」
「はい、なんとか頑張ってま~す」
「まあ、あんまり呑み過ぎんなよ」
「はい~」
な~んて話してんでしょう、ほんとは一人になりたかったのにね、「気もちよくパアッとだしてスッキリしたいのに、めんどくせエ~」ってなるんでしょ、男の人って、ねつ … 、
居酒屋の「トイレ」って緊急避難的な要素もあるでしょう、プライベ-ト空間とはいっても只有ればいいというのじゃなく、その少しの時間でもそこにいると心穏やかになれる、タイムスリップ空間を作りたいな~って、
「心穏やかじゃないと的外しちゃうでしょ….. 」プッ、冗談!
楽しやは今年で開業19年、この間3度ほど「トイレ」空間を変えてきました。
1度目と2度目はお店のリニュ-アル前の事でした、 1度目は遠い昔の事で詳しくは覚えていないのですが、極々普通のものだった様に記憶しています。
2度目は竹林を想い起こすイメ-ジでした、「トイレに入ると、そこは田舎の竹林」中太の竹が天井まで2本、天井からは竹の葉が垂れ下がって茅葺傘の電球、洗面台はなく壁据付けの小さな白い陶器に蛇口、床には細い竹棒3本にテント生地を被せた円すい型で高さ1m程の照明器具、全体的に薄暗~い感じだったかな… 、結構人気でしたよ。
3度目はリニュ-アル後の今回の空間、今回と申しましても10年ほど前に手がけた空間です、「昭和レトロ」を想い起こし古き良きを視点に、洗面台は山奥の指物屋さんに、洗面ボ-ルは益子焼、鏡は昭和の手鏡をイメ-ジして近隣の工場に依頼して製作、灯篭は通り掛かった石屋さん、お香や照明選びはその都度数年がかり、その他は自分たちの手作りです。
2度目の時、3度目の時、「トイレで呑みたいくらいだね」と言われた時は嬉しかったあ 、終始ニッコニコ….. 。
又、4度目も思案中です!
自分もそうである様に、お客さまにも楽しんで頂きたい、「おしっこするだけのトイレ」ではつまらない … でしょ。
機能的に優れた「トイレ」も素晴らしいと思うけど、古い物の良さを見直したノスタルジック空間っていいかな~って… 、
それぞれ自らが生き抜いた時代、過ぎ去った時間を懐かしみホッとできる空間!
楽しやに、そんな「夢・トイレ」ができたらいいね …..。
長々と「トイレ」の話、最後までお読みいただきありがとうございま~す。
「日立・日立駅」居酒屋なら、楽しや《TANOSHIYA》
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